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お客様からよくいただく質問のコーナーです。
 
シャント抵抗器用ヒートシンクの選び方
4端子抵抗器について
最高使用電圧又は最高使用電流について
装置に実装された部品の周囲温度の測定位置について
抵抗値許容差の保証期間について
負荷電力軽減曲線の見方
短時間過負荷(パルス)使用での電力算出方法について






シャント抵抗器用ヒートシンクの選び方
以下の計算式によって求められます。


基本計算式(簡略式) Tj-Ta=(R thi+R thd+R tha) W

Tj
素体の制限温度
Ta
周囲温度
R thi
抵抗器の内部熱抵抗
R thd
抵抗器からヒートシンクへの伝達熱抵抗(使用素材による)
R tha
ヒートシンクの熱抵抗
W
負荷電力
 
品名 R thi Tj
PBV 3℃/W +125℃
PBH 4℃/W +125℃
RUG-Z 0.1℃/W +85℃
   
PBV 5W使用での計算例
125-25=(3+0.5+R tha)5
  R tha=16.5℃/W
     
従って、R thaの値が16.5℃/W以下のヒートシンクを使用しなければなりません。






4端子抵抗器について

4端子抵抗器は、リード線抵抗分とリード線の温度係数の影響を最小限におさえるために、一般的に低抵抗値領域(10Ω以下)において使用されます。
図1のように、2端子抵抗器では、Rが高い抵抗値の場合リード線抵抗r1、r2は無視できますが、抵抗値が低い場合は、r1、r2の抵抗値と温度係数が影響してきます。
図2の4端子抵抗器では、I(電流端子)に直列にリード抵抗分が接続されていますが、抵抗体の根元に接続されているV(電圧端子)には、入力インピーダンスの高い電圧計や増幅器が接続され電圧として取り出されますので、r1、r2のリード抵抗分は無視することができます。
主な応用例としては、高精度電流検出回路です。

ご参考 リード線(銅の場合)の抵抗値と温度係数(T.C.R)
0.6φ約0.65mΩ/cm T.C.R..約3800ppm/℃
0.8φ約0.36mΩ/cm T.C.R..約3800ppm/℃
1.0φ約0.23mΩ/cm T.C.R..約3800ppm/℃

図1
 
図2





最高使用電圧又は最高使用電流について

最高使用(許容)電圧や最高使用(許容)電流は、カタログ等で規定してある場合があ
りますが、印加できる電圧又は電流は抵抗値によって異なるため、次式により算出した
値又は規定された値のいずれか小さい方が、最高値となります。

例: 抵抗値0.001Ω,定格電力50W,最高使用電流200Aで規定。
    @電圧(E)=√W・R=√50×0.001=0.224V
    A電流(I)=E/R=0.224/0.001=224A

以上のように算出した電流値が224Aですが、最高使用電流が200Aで規定されていた場 合の通電可能な電流値は200Aとなります。

また、電圧値においても@の式により算出した値又は規定された値のいずれか小さい方が、印加可能な最大電圧となります。







周囲温度の測定位置について

周囲温度とは、抵抗器から熱影響を受けない離れた位置での空気温度です。 ただし他の部品の発熱の影響を受けるような場合や、筐体内で強制空冷 しているような場合は、温度が飽和した状態で自己発熱のない他の部品などの温度を測定して、周囲温度として下さい。








抵抗値許容差の保証期間について

抵抗値許容差は使用前の初期値に対して保証しており、長期保存後や使用後の変化は保証しておりません。 従いまして、高精度品を使用し、長期的にその精度を 維持する必要がある場合は、十分に電力軽減を行い極力発熱を抑えるようご設計下さい。







負荷電力軽減曲線の見方

下図は定格周囲温度25℃,使用温度範囲 +125℃の電力軽減曲線図です。

例えば、 周囲温度40℃中で使用する場合は、横軸の周囲温度40℃の点から縦軸方向に上昇して、負荷電力軽減曲線とクロスした点(約85%)が負荷可能な負荷率です。 したがいまして、周囲温度40℃の場合は選択した抵抗器の定格電力に対し、85%まで印加可能という事になります。







短時間過負荷(パルス)使用での電力算出方法について

この資料につきましては、こちらよりご請求ください。











定格周囲温度 規定の定格負荷(電力)を加えて連続使用できる抵抗器の周囲温度の最高値。抵抗器を組み込んだ機器内部における抵抗器の周囲の温度であり、機器外の空気温度ではないこ とに注意して下さい。
定格電力 定格周囲温度において連続して負荷できる電力の最大値。
定格電圧 定格周囲温度において連続して印加できる直流電圧又は交流電圧(商用周波数実効値) の最大値をいい、定格電力と公称抵抗値を用いて、次式により算出した値となります。

電圧(E)=√W・R

但し、最高使用電圧を超えないものとします。

臨界抵抗値 最高使用電圧を超えることなく定格電力を負荷できる最大の公称抵抗値。
臨界抵抗値においては、定格電圧と最高使用電圧が等しくなります。
最高使用電圧 抵抗器又は抵抗素子に連続して印加できる直流電圧又は交流電圧(商用周波数実効値)の最大値。 ただし、臨界抵抗値以下では印加できる電圧の最大値は定格電圧となります。
最高過負荷電圧 過負荷試験(JIS C 5201-1 4.13)において、5秒間又は10秒間などと個別の製品規格で規定された時間だけ印加可能な電圧の最大値。ただし、規定された最高過負荷電圧を超えない電圧とします。
耐電圧 耐電圧試験(JIS C 5201-1 4.7)において、電極と外装の指定箇所の間に1分間印加可能な交流電圧(商用周波数実効値)。
電力軽減曲線 周囲温度とその温度において連続して負荷できる電力の最大値の関係を示す曲線。一般に百分率で表します。
抵抗温度係数 抵抗器の使用温度範囲内で、規定の温度間における1℃あたりの抵抗値の変化率をいい、次式で表されます。



ここに、 R:t ℃における抵抗実測値(Ω)
Ro:基準温度における抵抗実測値(Ω)
t:試験温度の実測値(℃)
to :基準温度の実測値(℃)
             













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